看板の素材を調べてみると

 

・アルミ複合板

発泡材をアルミ板で挟んだパネルです。アルポリ等が有名ですね。軽くて錆びないので最近の看板にはたいへんよく使われています。加工も容易で、慣れてくればカッターナイフで断裁することもできます。ネジ、釘、孔あけ等、設置方法もケースバイケースで応用が効きます。
 

・ステンレス

錆びない、腐らない、長持ち。良いこと尽くめですがやや高価です。身近なところでは、ナイフやフォーク等のカトラリー、台所周りで使われていますね。見た目が鉄やアルミに似ているので混同しがちですが、ビル上部の社名看板等ではステンレスが使わることが多いです。高級感とメンテナンス性の良さが魅力です。
 

・アクリル板

プラスチック樹脂の中でもアクリル樹脂は透明性、耐候性に優れています。色彩、透明度ともにたくさんの種類があり、内照看板の表面に使用されることもあります。ガラスよりも軽くて丈夫です。沖縄の美ら海水族館でアクリル製の水槽が採用された、なんてニュースもありました。
 

・カルプ材

発泡材を塩ビ材で挟んだものです。発泡材はウレタンが使われることが多いです。いずれにしても、金属を一切使用しないため錆びることがありません。軽い素材ですので壁面に直接接着することができます。パネルとしての使用以外にも、加工が容易なため立体的な切り文字として使うケースもあります。直接塗装もできますので、コーポレートカラーに近い色合いで表現することもできます。
 

・木材

これは純粋にわかりやすいかと思います。温かみや手作り感を演出するには良い素材です。木ですから加工や柔軟性も高いですが、経年劣化、特に腐食に対するメンテナンスには気を使う必要があります。
 
 
 
実際の製作では、これらの素材の上に文字や絵を描くことになります。近年はインクジェットプリンターで印刷し、貼り合わせるケースが多いです。マーキングシートの切り文字やステンシル塗装等もありますので、デザインや予算にあわせて相談、見積もり依頼をすると良いでしょう。